生き様

学校求人を蹴り、就職雑誌で高給を狙うも

一番固い、学校からの求人に関心が持てず

専門学校からの求人は、手取り月13-14万円程度でした。

アルバイトで稼いでいた収入よりも少なく、当時は目先の手取り額にしか目が向きませんでした。

そこで、学校経由で就職活動をせず、自分で就職雑誌を見て求人を探し始めました。

 

求人雑誌で、学校の求人よりも上手く就職できるだろうと思える楽観的な思考

手取り35-40万円という仕事もありました。

それは布団の営業や不動産の営業などで、月2件の歩合給込みの月給と面接で知りました。

30数年前は、こうした求人内容が問題視されることはありませんでした。

完全固定給となると月給の額は一気に下がり、結局総支給額約18万円の不動産リース業の会社に入りました。

 

自分は経験ない上に、指導者が居ない職場環境

会社の形態は不動産でしたが、私の役割は顧客管理のシステムを作成することでした。

その会社にはシステムを作れる人は誰一人おらず、私も専門学校を出たばかりで実働でスキルを身につけていく段階でした。

まともなシステムを作れるわけもなく、パソコン雑誌の手作りプログラムコーナーの組み合わせで約半年間、出社してはパソコンとにらめっこしていました。

営業社員からすれば、形になっていないけど毎日出社してパソコンを触っている、何しているかわからない新卒者がいる。くらいの感覚だったのでしょう。

次第に雑用の比率が高くなり、顧客管理システムは完成しないだろうと思い始め、入社から半年でそれは確信に変わりました。

会社の上層部も私を別でどう活かそうか試行錯誤していましたが、役に立てていないと感じ、辞めるのがベストだと考えるようになりました。

 

地道なことを避けて、上手く出来なかった痛みから学ぶ路線確定?

社会経験もなく、提供できるスキルもない自分が上手く立ち回ろうと考えるのは浅はかでした。

出来ると思ってやってみたら、知らないことばかりで結果、無謀なことをしてしまっている学びを得るというスタンスはこれからずっと続きます。

当時は自分が至らないのか、会社と合わなかったのか、自分を活かせない会社に入ったのが不幸だったのかくらいにしか思えませんでした。

しかし、今振り返ると、社会保障や長期的な視野を持たず、目先の手取り額に囚われた選択が間違いだったと痛感しています。

この類の経験は何度も繰り返され、学びとして得た教訓は、今となって私の人生やビジネスに影響を与えています。

短期的な利益だけでなく、長期的な視野を持ち、計画的にキャリアを築くことの大切さを痛感しています。

 

  • この記事を書いた人

F氏

小規模事業主

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